上映レポート:スパイラルホール

上映レポート:スパイラルホール

10月2日、3日東京、南青山にあるスパイラルホールで4本の作品(『グッド・ライ』『ホープ』『ボクシング・フォー・フリーダム』『目を閉じれば、いつもそこに』)を上映しました。初日(2日)のオープニングでは、まずマイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表が世界には家を追われた人が6000万人いることに触れ、「難民映画祭で上映される作品を通して、難民となった人々の生き延びるためのたたかいを理解していただけると幸いです。そればかりでなく、彼らの勇気、逞しさにも思いを寄せてください」と述べました。

次に第8代国連難民高等弁務官でJICA特別フェローの緒方貞子さんが登壇され、「難民映画祭で上映される映画を鑑賞し、映画がうつしだしている現実について、理解と深い同情心を持ってお過ごしいただきたいと思います」とご挨拶されました。また現在起こっている中東やアフリカでの人道危機について触れ、「もう少し人間がお互いに思いやりを持って、みんなが生き残るように努力できないのだろうか」と語り、あらゆる形での継続的支援の必要性についてお話しされました。

その後オープニング作品の『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』の上映とトークイベントを行いました。会場のスパイラル・ホールには難民キャンプで使用されるテントや緊急支援物資を展示。また「インスタグラム風パネル」も設置し、自由に写真を撮ってもらうコーナーも作りました。また、難民映画祭10回目を記念し、1回目から10回目までの難民映画祭のポスターを展示しました。上映後のトークイベントのレポートは近日掲載予定です。しばらくお待ち下さい!

photo:UNHCR

会場のスパイラルホール

沢山の方にお越し頂きました!

難民映画祭のポスター展示

どのポスターにも思いが込められています

満席の会場

会場ボランティアとして参加してくださったお2人も、写真を撮ってくれました!

難民キャンプで使用するテント

テントの中には緊急支援物資を展示

オープニング作品『グッド・ライ』上映後のトーク

登壇したゲール・ドゥエイニーUNHCR親善大使