記者会見、プレ上映会を開催しました

記者会見、プレ上映会を開催しました

9月4日、日本記者クラブで第10回UNHCR難民映画祭の記者会見と上映作品のプレ上映会を開催しました。

会見でマイケル・リンデンバウアーUNHCR駐日代表は「この難民映画祭が始まった2006年当時、世界で家を追われた人の数は約4000万人でした。これに対し、現在はその数が約6000万人にも膨れあがっています。たった10年で2000万人も増えるとは考えていませんでした」と過酷な現状を訴えました。

 

さらに地中海を渡る難民が急増している点や、日本にも多くの庇護申請者がいることに触れ、この難民映画祭が難民問題に光をあてるきっかけになってくれればとその思いを話しました。

さらに仙台での映画祭開催、9つの大学と学生団体と連携して上映会を行う「大学パートナーズ」という今年初の試みについて説明し、より多くのサポーターを得ながら難民映画祭が拡大していくことへの期待を語りました。

続いて今城大輔UNHCR難民映画祭プロジェクト・マネージャーが、どのような観点で作品を選定したのか説明し、会見後はシリア国内の状況をメディア・アクティビストたちがとらえたドキュメンタリー『ヤング・シリアン・レンズ』のプレ上映を行いました。

All Photos: (C) UNHCR