上映作品
ホアン・アントニオ・モレノ・アマドール、シルビア・ベネガス・ベネガス共同監督
スペイン、アフガニスタン / 2015年 / 74分 / ドキュメンタリー
日本初上映
アフガニスタンの女子ボクシング界で最も優れた選手、サダフ・ラヒミ。彼女は自由を勝ち取るために国の伝統や恐怖、自身の運命に立ち向かわなくてはならない。難民として避難していたイランから姉のシャブナムと帰郷し、サダフが当時発足したばかりのボクシング・チームに参加したのはまだ13歳の時だった。新しいアフガニスタン人女性の生き方としてボクシングと学業の両立を目指すサダフ。だがその行く手には数々の脅迫と困難が立ちはだかっていた。
フィリッポ・ビアジャンティ、ルーベン・ラガットッラ共同監督
イタリア / 2014年 / 52分 / ドキュメンタリー
日本初上映
シリア、アレッポの苛烈を極める悲惨な日常をメディア・アクティビストたちの活動を通じて切り取るPOV(Point of View、主観ショット)型のドキュメンタリー。シリアの反体制抵抗運動の一端を担う組織的な活動として台頭した彼らだが、その武器はAK-47ではなく、カメラと情熱だけである。画面に映し出される映像は劇映画の様な編集を施していない、メディア・アクティビストたちと行動を共にした取材班による撮影ならではの生の、悲惨な現実そのものである。