作品紹介『イラク チグリスに浮かぶ平和』

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作品紹介『イラク チグリスに浮かぶ平和』

2003年にイラク戦争が開戦した時、フリージャーナリストの綿井健陽さんはバグダッド市内で米軍の制圧の様子を伝えていました。
その後のイラク市民たちの現実とは・・。
「今ほど最悪な政権はない」と語る市民—-
空爆により家族を失う人々—-

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アリは米軍の空爆により、3人の子どもを失いました。綿井さんはアリの家族を取り巻く環境やイラク市民の声を取材し続けました。

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開戦後、街では宗派に起因する紛争や爆弾テロが起き、バグダッド市民にとって死は日常的なものになっていきました。
この映画は「これは何のための戦争なんだ」という市民の悲痛な叫び声と共に、イラク戦争が残した傷跡を10年間に渡り取材したドキュメンタリーです。戦争を身近に感じる日々の生活、フセイン政権崩壊後のイラクに対する人々の思い・・。この作品は、そんな人々の姿と表情をつぶさに伝えます。

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戦争によって多くを失ったイラクの人たちにとってチグリス川の意味とは・・。
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[RFFインターン山口さんの感想]
戦争が人々の人生にどのような影響を与えるのか、目をそらしたくなるような現実が映像を通じて伝わってきます。

Photo: © ソネットエンタテインメント/綿井健陽