札幌でメディアブリーフィングとプレ上映会開催
8月31日(水)、札幌市庁舎にて第11回UNHCR難民映画祭のメディアブリーフィングとプレ上映会を開催しました。
メディアブリーフィングに先立ち、UNHCR駐日代表ダーク・ヘベカーと国連UNHCR協会事務局長の檜森隆伸が秋元克広札幌市長を表敬訪問しました。ヘベカー駐日代表は、今年で3回目となる札幌での難民映画祭開催について、共催である札幌市の協力に感謝の意を述べました。また檜森事務局長は、家を追われた人々の数が過去最多になったことに触れ、民間のご支援がますます必要となっていることを訴えました。秋元市長は、市民がまず難民問題を意識することが重要であり、それには映像の力が大きな役割を果たす、と難民映画祭の意義について語りました。
メディアブリーフィングでは、ヘベカー駐日代表が今年初めて札幌でのプレイベントを開催した理由として、メディアを通じてより多くの方々に映画祭に足を運んでいただきたいためであると説明しました。また、UNHCR難民映画祭のプロジェクト・マネージャー今城大輔は映画祭の開催地に札幌を選んだ理由の一つに、札幌は関東、関西地区に次いで支援者の数が多いことを挙げました。
プレ上映会では、初めに檜森事務局長が挨拶をし、映画を通じて難民問題への理解をより深めていただきたいと述べました。続いて札幌市国際部長の富田秀則氏は、上映作品『ソニータ』のように個人の物語に焦点を当てた映画は、難民の状況を理解する上で有意義であると語りました。
『ソニータ』は、アフガニスタンから難民としてイランへ逃れ、様々な困難に直面しながらも、ラップ・ミュージシャンを目指して力強く生きる少女が主人公のドキュメンタリー作品です。
Photo: (C)国連UNHCR協会