【難民映画祭インターン:インタビュー】
第11回UNHCR難民映画祭のインターンとして、準備から当日の運営、終了後の報告まで携わってくれた山口悠佳さん。7月からインターンを開始し、今年の難民映画祭を支えてくれました。インターン期間終了を前に、難民映画祭のインターンシップを振り返ってもらいました。
インターンをしてみようと思った理由、きっかけは何ですか?
応募当時は青年海外協力隊としてカンボジアに派遣中で、ちょうど7月に任期満了にて日本に帰国することが決まっていました。途上国に住んでみて様々な困難を目の当たりにし、今後も国際協力に携わりたいと考え、将来は国連機関で働きたいと思い始めました。国際機関で実際にインターンとして業務に関わりたいと考えていた矢先に、難民映画祭のインターンの募集を知りました。映画が好きで、過去に映像関係の仕事をしていたこともあったため、自分の経験が活かせると思い応募をしました。
インターンではどんな仕事を担当しましたか?
映画祭が始まる前はチラシ配布やボランティアの募集や調整、資材の管理、発送などを行いました。整理券作りや資料作り、レセプションの招待状の発送など多岐にわたる業務を担当しました。映画祭当日は会場作りや会場運営、ボランティアの統括、片付けなどを担当しました。映画祭後はアンケート集計や資料作成などを行いました。
(写真:記者会見の準備で、登壇者の座る位置を確認する山口さん)
映画祭の準備から携わってもらいました。インターンをする前に考えていたイメージと同じでしたか?
過去に別の映画祭のインターンを経験したことがあったため、内容が違い驚いたということは特に無かったのですが、映画祭を実施するまでに関わる人の多さや準備しなければいけない資料の多さに、改めて難民映画祭というイベントの大きさを実感しました。インターンとして、会議などにも参加をさせていただいたほか、準備工程の一つ一つがなぜ大切かをプロジェクトマネージャーの今城さんが丁寧に説明してくださったため、責任を持って気を引き締めて準備にあたることができました。
インターンを経験した感想を教えてください
この難民映画祭インターンを経験して、他のインターンやスタッフの方、ボランティアとして参加していただいた方や会場の方など様々な人と関わることができました。7月から映画祭の準備をしてきて、10月に東京会場で初めて来場者と接することができた時は感慨深かったです。会場に来てくださった方から直接「ありがとう」と言われた時は本当にやって良かったなと・・・。また、業務内容も多岐にわたり、時間配分や仕事の振り分けなど今後も仕事をする上で大事なことを学ぶことができました。
(写真:今年の映画祭のメインビジュアル、ソニータと)
今後、インターンの経験をどのように生かしたいですか?
インターンを始める前と思いは変わらず、今後も国際貢献の場で働いていきたいと思っています。このインターンを通じて色々な方と接し、お話をすることで人権問題についても以前より関心を持つようになったと思います。人権問題、そして映像の2つを合わせた仕事をすることは難しいと思っていましたが、このインターンを経験したことで今後の自分の目標を持つことができました。難民映画祭インターンを経験できて本当に良かったと思います。
Photo: UNHCR