代表よりご挨拶
UNHCR駐日代表よりご挨拶
第11回UNHCR難民映画祭へようこそ。
世界では今、6500万人以上というかつてないほど多くの人が家を追われています。私たちは、そうした現状について関心を持ってもらうために、継続して伝える責任があると信じております。そして日本の皆様がこのユニークな映画祭を通して、難民と共に立ち上がる勇気を抱いてくれることを願っております。
日本は地理的に、人道危機が起こっている地域から遠く離れていると思われるかもしれません。しかし私は、援助を必要としている人に対する日本社会の連帯意識の高さは尊敬に値するものだと確信しております。
世界の難民は私たちと同じように平和と幸せを享受する権利を持っています。今年の難民映画祭がそうした世界数千万の人々とつながる機会を与えてくれる有意義なイベントとなることを望んでおります。
UNHCR駐日代表
ダーク・ヘベカー
国連UNHCR協会理事長よりご挨拶
今年で難民映画祭は11年目を迎え、毎年これほどまでに多くの方々に関心を持っていただき大変嬉しく思います。UNHCR難民映画祭はスポンサーやパートナー団体のご支援のもと、北海道、仙台、東京、大阪の4エリアでの実施が決まりました。
グローバル・トレンズ2015で発表されましたように、家を追われた人の数は初めて6000万人を超え、過去最多の6530万人になりました。2015年に民間の皆様から国連UNHCR協会にお寄せいただきましたご寄付は、総額約25億4492万円に達し、当協会発足以来最大の貢献を行うことができましたが、まだまだ資金が追い付かない状況です。
今年度も日本における難民支援の輪を広げるべく日々努力してまいります。皆様も映画を通じて難民問題に思いを寄せていただけますと幸いです。
国連UNHCR協会理事長
滝澤 三郎