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その首に多額の懸賞金が掛かるイラン人のミュージシャン、シャヒン・ナジャフィ。ラップやロックにのせて国内の女性に対する弾圧や人権侵害を批判する作品を発表するシャヒン。だがそれによって当局の怒りに触れた彼は死刑宣告を受け、2005年に若き難民としてドイツへと逃れる。日々、暗殺の恐怖と闘いながら音楽活動を続けるシャヒン。やがてヨーロッパで激増する難民のために自分が出来ることを模索するも、パリでは同時多発テロが起き…。
シリアの街アレッポは今日もまた昼夜を問わず爆撃が続く。そこには人々が逃げ惑う中、誰よりも早く瓦礫の中から生存者を救うため、爆撃地に向かう男たち「ホワイト・ヘルメット」の姿が。戦闘機が再び攻撃を仕掛けて来るかもしれない中、人々の命を救おうとする男たち。だが彼らにも守るべき家族がいる。自らの命を懸け、家族を危険にさらしてまで、そこに留まるべきか否か―。本作は筆舌に尽くしがたい苛烈な戦闘地で人々が見せる勇気と他者に対する人間愛を描く。
戦禍のシリアを逃れフィンランドにたどりついたカーリドは難民申請が却下され、強制送還されることに。収容施設を逃げ出し、路上生活を送る中で差別や暴力に晒されるカーリド。ある日、レストランを営むヴィクストロムに助けられ、店員として働くことに…。前作に引き続き、難民との出会いをテーマにした巨匠カウリスマキ監督が、独特のユーモアと弱者への温かいまなざしで今日の難民問題に一石を投じる。
ミュンヘンの高級住宅地に暮らすハルトマン一家は裕福な4人家族。最近、教師を引退した妻アンジェリカは、医師の夫リチャードの意志に反して、家に難民を受け入れることに決める。かくして、ハルトマン家へやって来た難民申請中のナイジェリア青年ディアロ。彼はすぐに家族と仲良くなるが、一家と共に偏見やテロの嫌疑など思わぬ試練に直面することに。 積極的な難民受け入れ国であるドイツを舞台に、人と人との絆を描く笑いと涙の感動作。
※応募と当落メールはでは旧題「ウェルカム トゥ ジャーマニー(仮)」を使用しております。
2011年、米軍撤退後のイラク中部の町、ジャローラで救急医療の看護師として働くノリ。「死の三角地帯」と呼ばれる地域の病院で日々負傷者が運ばれてくる中、懸命に看護に当たるノリはカメラで日常を記録する。2014年、やがてジャローラが武装組織ISに侵攻され、病院での業務もままならない危険な状況になると、彼は家族を連れて町を脱出する決断を下す。一人の看護師が記録した激動の日々から紡ぎ出されたイラクの現状をまざまざと映し出す衝撃のドキュメンタリー。
シリア紛争から逃れ多くの難民が地中海をわたって危機が叫ばれた2015年。今現在もリスクを冒して地中海をわたりヨーロッパをめざす人はあとを絶ちません。トルコからギリシャへ向かうシリアなどからの難民だけでなく、アフリカからイタリアを目指す人々も引き続き多くおり、乗員を大幅に超過した船が転覆するなど多くの犠牲者が出ています。
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連日ニュースで伝えられてるように、シリアでは罪のない人々が、子供が、日々犠牲になっています。
こうした現状を逃れ、多くの人々がふるさとを離れて険しい大地を何日も歩き続け、冷たい海を渡り、過酷な旅を続けています。シリアから命がけで逃れた後も、受け入れ国が見つからず路上での生活を強いられたり、児童労働や密航業者から搾取を受けるなど多くの問題を抱えています。
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