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2011年以来、シリア危機によって故郷を後にした数百万人もの人々、その多くは子どもである。ヨーロッパへと向かう長く苛酷な道のりや周辺国の難民キャンプ、あるいはようやくたどり着いた見知らぬ土地で子どもたちは何を想うのか。爆撃により負傷し、家族と生き別れ、子どもとしての時間を奪われ、それでも新たな希望を胸に逞しく生きる7つの小さな命にカメラが丁寧に寄り添う。
アフリカ各地から暴力や性搾取を逃れ、オーストラリアにやってきた4人の女性たち。現在は仕事や家庭を持って暮らしているが、祖国で受けた心の傷は癒えてはいない。反乱軍によって性奴隷とされたアミナータ、幼い頃に親に捨てられ自分の年齢すらわからないヨーディ。家族にも打ち明けていなかった辛い過去。その体験を舞台にすることにより、周囲の理解と自分たちへの自信を深めていく。女性たちのしなやかな強さを描いた感動作。
混迷の極みを増し、解決への糸口が全くつかめないシリア危機。本作は現地の活動家や市民ジャーナリストたちから寄せられた約100時間にもおよぶ映像素材や、政府軍から離脱した将校などから新たに集められた証言等から構成されたシリア危機の全貌を検証するドキュメンタリーである。アラブの春から約5年間の紛争を包括的に捉え、その救いのない身を焦がされるような現状への理解と助けを世界へ訴える衝撃作。叫び声を上げるシリアに対し、私たちには何ができるのか―。
このドキュメンタリーは1冊の学習用ノートの発見から始まった。ノートには中央アフリカ共和国の戦乱の中でコンゴの傭兵により暴行を受けた約300人もの女性や少女、そして男たちの証言が記されていた。レイプによって妊娠しその子どもを育てる女性、膝に銃弾を受け足が不自由になった少女―そして迫り来る新たな内戦。年月がたっても癒えない傷や記憶に苦しむ人々を7年に渡って撮影を続けた女性監督による渾身のドキュメンタリー。
シリアの内戦は7年目に突入し、戦禍を逃れ周辺国へ避難する人々は後を絶たない。本作はシリア難民にとって最大の難民キャンプ、ヨルダンのザータリ・キャンプにたどりついた家族と、人道支援機関やボランティア団体などの様々な関係者等の視点からキャンプでの生活に密着する。パン屋を営む男性、赤ん坊の誕生を祝う家族、子どもたちのためにテコンドー道場を開設する支援者。「春になったら故郷に帰りたい…」そう語る人々の願いは叶うのか̶。
紛争や迫害により避難を余儀なくされた人の数は第二次世界大戦以降最大を記録しました。こうしている今も増え続けています。世界各地で起きている紛争や迫害の影響をもっとも受けているのも、この子どもたちで、就学率の低さも、難民危機における深刻な問題のひとつです。
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紛争や迫害の中で夫を失い、生き延びるために、子どもとともに他国に逃れた母親たちは、夫に代わって家族を必死に守ろうとしています。貧困や暴力にさらされながらも、傷ついた心を胸の奥にしまい込んで、怯える心を奮い立たせて…。
母国を逃れてなお、苦難を強いられている母親と子どもの避難生活をUNHCRは支援しています。
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