第8回UNHCR難民映画祭は、2013年9月28日(土)-10月6日(日)まで開催します。|8th UNHCR Refugee Film Festival will take from28 September(Sat) - 6October(Sun), 2013.

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第9回UNHCR難民映画祭。詳細につきましては、随時この公式サイトにてお知らせいたします。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

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2014年10月 1日 15:51

2014

【作品紹介】マコンド


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ラサマンはわずか11歳で大きな責任を抱えています。伝統的なチェチェンの文化では、彼は家長とみなされ、母と2人の妹の面倒をみる義務があるのです。ラマサンたちが暮らすのはウィーン郊外の工場地帯、異民族が集まる一角マコンド。


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母アミナットよりもドイツ語が流暢なラサマンは、学校や社会福祉に関する書類を母のために訳すなどして、母を助けています。アミナットは夫を亡くしたこと、故郷チェチェンを離れ、外国の新しい社会でシングルマザーとして生活していかなければならないことをいまだに受け入れられず、うつろな日々を送っています。


macondo02_250.jpg母と妹を必死で支えてきたラサマンの毎日は、亡き父の戦友イサが家族の暮らす公営住宅に引越してきたことで乱されることに。イサはアミナットと子ども達を訪ね、亡き友が常に身につけていた時計と家族の写真を届けたのです。



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この出会いがきっかけでラサマンの父への思いが募るようになりました。ラサマンはイサに興味を抱きますが、イサは過去について話そうとしてくれません。しかしやがてラマサンとイサは徐々に打ち解けていき、2人は強い絆で結ばれます。イサのおかげでラサマンは大きな困難に立ち向かい、乗り越えることができました。家族の祭壇に奉られている戦争の英雄だったというおぼろげな父の思い出。それをしのぐほどにイサはラサマンにとってずっと温かい現実の父親のような存在になったのです。しかし、母アミナットがイサに心を許しはじめたとき、ラサマンは今は亡き父の存在が軽くなっていくような危機感を感じ、葛藤します。

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All Photos: ©FreibeuterFilm


『マコンド』

スダベー・モルテツァイ監督
オーストリア / 2014年 / 98分 / ドラマ

第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門

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