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【作品紹介】 『トゥーマスト-ギターとカラシニコフの狭間で』
© maximage 2010
マリとニジェール国境地帯に位置するアザワ出身の元レジスタンス兵士、ムーサ。現在ミュージシャンとしてバンド、トゥーマストを率いる彼の生い立ちを通じてトゥアレグ族の近代史を辿るドキュメンタリー。彼らの歴史は苦しみと流浪、反乱と不正義に汚された歴史であったと同時に、旅と癒しと希望の歴史でもあった。
トゥアレグ族は、サハラの中央5つの国(マリ、ニジェール、アルジェリア、リビア、ブルキナファソ)にまたがって住む遊牧民です。「トゥーマスト」は彼らの言葉であるタマシェク語で「アイデンティティ」という意味があります。トゥアレグ族は長きに渡りそのアイデンティティをめぐる戦いを続けていきました。今、彼らは「カラシニコフ」を「ギター」に持ち替えアイデンティティ獲得のために新たな道を模索し始めています。
まさに、その歴史的転換期を迎えている彼らを追ったドキュメンタリー、『トゥーマスト-ギターとカラシニコフの狭間で』が日本初上映です。
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『トゥーマスト-ギターとカラシニコフの狭間で』
原題 Toumast-Guitars and Kalashnikovs
監督:ドミニク・マルゴー
スイス / 2010年 / 88分 / ドキュメンタリー
2010年シネマ・フォー・ピース最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
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