世界各地には、迫害や紛争を逃れ、故郷を追われて避難生活を強いられている難民・避難民などが4,200万人*います。今年で第4回を迎える「UNHCR 難民映画祭-東京」は、一人でも多くの方の難民問題への認識の向上を目指す取り組みとして、国連難民高等弁務官駐日事務所(UNHCR)と国連UNHCR協会が2006年より開催してきました。第4回となる今年も新たに選りすぐった作品の上映を通し、世界の様々な地域で生きる人々の希望、失望、そして力強さを描いた映像を紹介致します。
映画は圧倒的な迫力をもって語りかけ、日本に住む私たちが想像し得ない人生を垣間見るチャンスを与えてくれます。この映画祭を通じて私たちと共に難民を巡る世界を見つめ、困難な状況に置かれながらも力強く生きる人々の心に触れて下さい。
- *UNHCRの2009年次報告書『グローバル・トレンド(Global Trends)』 によると、4,200万人のうち1,600万人が難民や庇護申請者であり、残りの2,600万人が国内避難民とされる。
各回完全入替制です。
各上映の30分前の開場となります。(前のプログラムが終了していない場合を除く)
ご入場は先着順となります。座席の確保は受け付けておりません。
- *グローバルフェスタJAPAN2009-日比谷公園は野外での上映のため、ご入場に関する制限はございません。
UNHCR難民映画祭は毎年、様々な協賛団体からのご協力と個人の方からのご寄付に寄って開催が実現されております。各会場において、ご入場の際、映画祭の趣旨、当機関の活動にご賛同頂ける皆様からのご寄付を募っております。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR: United Nations High Commissioner for Refugees) はスイスのジュネーブに本部を置き、世界の難民の保護と支援を行なう国連の機関です。UNHCRは国連総会によって設立され、1951年に活動を開始しました。UNHCRの支援対象者は難民以外にも、庇護申請者、帰還民、無国籍者、国境を越えずに避難生活を続けている国内避難民の一部です。
設立以来、UNHCRは5000万人以上の生活再建を支援し、1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞しました。現在では、3400万人以上の難民を支援するため、110か国以上において約6,600人の職員が活動をしています。そのうち80パーセント以上の職員はフィールドにある事務所で働いており、多くが遠隔地や危険な地域で活動しています。UNHCRの年間予算は2009年で20億米ドルに達し、この数字は世界での紛争が続く限り増え続けていくと推定されます。また今後は気候変動の影響によって、より多くの人たちが避難生活を強いられると考えらます。
UNHCR駐日事務所は世界第2位の拠出国である日本政府と非政府組織(NGO)とともに、国内外の難民の支援に努めています。そのような協力関係のもと、2010年からは第三国定住のプログラムが開始され、タイの難民キャンプに住むミャンマー難民を受け入れを開始する予定です。
UNHCR駐日事務所のサイトはこちら
国連UNHCR協会のサイトはこちら
UNHCR親善大使 アンジェリーナ・ジョリー
2001年に親善大使に就任して以来、アンジェリーナ・ジョリーはアフリカをはじめ、アフガニスタン、ミャンマーなど20か国以上もの国を訪れ、難民と直接交流をし、支援を呼びかける活動を続けています。
UNHCR親善大使 アンジェリーナ・ジョリーの活動の詳細
アンジェリーナ・ジョリーのメッセージ
映画は、世界各地における難民の多種多様な境遇や生き様を紹介できる重要な手段であり、エンターテインメントを通じ、この問題へのより良い知識と理解を育むことでしょう。
── UNHCR親善大使 アンジェリーナ・ジョリー
ベン・アフレック(ハリウッド俳優/監督)
アカデミー賞受賞歴を持つアメリカの俳優ベン・アフレックは2008年の11月にコンゴ民主共和国の北キブ地域を訪問した際に撮影した映像から啓発・支援促進を目的とした短編作品”Gimme Shelter”を監督しました。また、この作品の音楽にはミック・ジャガーの好意によりザ・ローリング・ストーンズの楽曲「ギミー・シェルター」が仕様されております。
この作品は本映画祭期間中に各作品の上映前に上映される予定です。
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