６月２３日　ドイツ文化センター、　「サラエボの花」　NGO, CARE＆JENスタッフによる質疑応答

６月２３日, 19:30
ドイツ文化センター
「サラエボの花」

ゲストスピーカー：
財団法人ケア・インターナショナル ジャパン 事業部長　武田勝彦
ＪＥＮ本部事務局 特命担当マネージャー　浅川葉子


CARE
1945 年に設立され、世界の貧困に立ち向かうべく世界規模で支援活動を行う国際NGO です。アジア、アフリカ、
中南米、中東など世界70 カ国の途上国や紛争地域に現地事務所があります。収入向上、教育、健康、水と衛生、HIV/エ
イズ、環境、農業開発、自然資源管理など多岐にわたる分野において、長期的視野に立った支援活動を展開するとともに、
紛争や災害が生じた際には、世界中にはりめぐらされた国際ネットワークを生かし、世界各地の被災地で瞬時に緊急支
援活動を行っています。現在、33 万4000 人の個人と、多くの企業・基金・団体がCARE の活動を支えています。

CARE は、ボスニア・ヘルツェゴビナおよびクロアチアを含む地域で影響力を持つすべての民族および政治地区で活動を
行った最初のNGO の一つです。1992 年からバルカン半島で活動を開始し、1994 年にサラエボで大規模な緊急支援活動
を実施して以来、その活動を広げてきました。現在、保健・水・社会サービス・トラウマケアなどさまざまな分野でプロジェク
トを実施しています。

財団法人ケア・インターナショナル ジャパン 事業部長 武田勝彦
明治大学政治済学部卒、ランカスター大学政治・国際関係修士課程修了。金融機関、日本NGO、国際NGO での
勤務を経て、2007 年より現団体所属。1996 年～2000 年、サラエボ駐在。


特定非営利活動法人ジェン(JEN)

1994年に「日本緊急救援NGOグループ（Japan Emergency NGOs）」として設立。2000年4月に法人格を取得して「特定非営利活動法人ジェン（JEN）」と改称し、2005年9月より認定NPOとなりました。

設立当初から、平和な国際社会作りを目指し、世界各地で紛争や自然災害により厳しい状況にある人々へ『心のケアと自立の支援』をモットーに、きめ細やかな支援活動を行う、国際協力NGOです。

JENが旧ユーゴスラビアで活動を開始した1994年は、ボスニア・ヘルツェゴビナで紛争が続いており、クロアチア及びセルビア・モンテネグロの両国に、多くの難民が避難していました。難民は、「帰れるかどうかわからない」不安を抱え、また、長引く難民生活の中、心のケアと自立のための支援が求められていました。JENは、当初から各地に5つの事務所を同時に開設することで、主要3民族（クロアチア、セルビア、ムスリム）に対して中立的な立場で平等に支援するように心がけました。 また、支援の対象を「難民」や「帰還民」に限るのでなく、難民を受け入れている地元の住民や、紛争地に留まり続けた住民など、紛争により「厳しい生活を強いられている人々」を対象に支援を行いました。

浅川葉子（あさかわ・ようこ）　ＪＥＮ本部事務局 特命担当マネージャー

1994年JENに就職。1994年～1999年旧ユーゴスラビア地域駐在。難民、国内避難民を対象とした心理社会プロジェクト、収入向上プロジェクト、難民キャンプ運営などの事業に従事。1999年よりJEN本部事務局（東京）勤務。