大学パートナーズ:(6/18)明治大学 上映レポート

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大学パートナーズ:(6/18)明治大学 上映レポート

6月20日の「世界難民の日」に合わせて明治大学和泉キャンパス図書館で企画展(6月8日~22日)が、また6月18日にはドキュメンタリー『無国籍を生きる』の上映会が行われました。

企画展では難民キャンプの設営、支援物資を届けるまでの流れなどUNHCRの活動をパネルや写真を使って紹介。難民となった人々が実際に使うアルミ製の調理器具や、給水容器、毛布なども展示されました。

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さらに明大の学生ボランティアが進めてきた「全商品リサイクル活動」や、明治大学の学食で難民の故郷の味を伝える活動「Meal for Refugees(M4R)」に関する展示も行われました。

和泉図書館ホールで行われた上映会では、フィリピン南部の内戦により家を追われた人々の家族が、マレーシアのサバ州で無国籍状態になっている現状を取材したドキュメンタリー「無国籍を生きる」を上映。これは第9回UNHCR難民映画祭で上映された作品で、上映会には学生ら約60人が集まりました。

上映の前後には、コーディネーターの鳥居高明治大学商学部教授が作品の背景などの解説を行いました。参加した学生からは「思った以上に過酷な生活で衝撃を受けた。特に難民の子どもの窮状にはいたたまれない気持ちになった」「衣食住に困る生活をしたことがないので、実感がわかないところもあった。もっと難民の人々のことを知りたいと思う」などのコメントが寄せられました。

上映後には、「Meal for Refugees(M4R)」の野之上義紀さん(明治大学2年生)、鈴木亜南さん(明治大学3年生)が登壇し、活動報告を行いました。鈴木さんは「エスニックを学食で食べられるのは珍しく、1食につき20円分が寄付できるので、食を通じて難民問題のことを少しでも理解してもらえれば」と語りました。

(写真左:野之上さん 写真右:鈴木さん)

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