第8回UNHCR難民映画祭は、2013年9月28日(土)-10月6日(日)まで開催します。|8th UNHCR Refugee Film Festival will take from28 September(Sat) - 6October(Sun), 2013.

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第9回UNHCR難民映画祭。詳細につきましては、随時この公式サイトにてお知らせいたします。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

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2014年9月16日 19:36

2014インフォメーション

【作品紹介】ボーダー ~戦火のシリアを逃れて~


今年のオープニング作品は『ボーダー~戦火のシリアを逃れて~』です。

この作品は今世紀最大の人道危機といわれるシリア紛争を描いています。

舞台となったシリアでは、長引く紛争で多くの人々が家を追われ、国外に逃れるシリア難民は300万人を超えました。

これまでにシリア全人口の約半数が家を追われ、そのうちの650万人がシリア国内で避難を余儀なくされています。家を追われたシリア人の半数以上が子どもです。紛争を逃れ、周辺国へ避難する家族は増え続けており、精神的ショック、疲労、恐怖で疲弊し、所持金もほぼ底をついた状態でたどり着きます。そのほとんどが国外へ避難する1年以上もの間、シリア国内の村から村へと安全を求めて移動しているのです。
シリア国外へ逃れる道のりは厳しく、国境付近の検閲所で賄賂を支払うよう強要されたり、密航請負業者に法外な金額を請求されることもあります。

やっとのことでたどり着いた避難先でもいつ終わるかわからない不安定な生活を送ることになるのです。




平穏な生活から一変、ある日突然家を追われることになったら?

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信仰深いシリア人姉妹、ファティマとアヤ。ファティマの夫がシリア軍を脱出したことで2人の身にも危険が及ぶことに。最小限の荷物を持って、トルコ国境を目指すことになりました。

共に国境を目指すことになったビラルを不審に思う姉妹と、そんな姉妹を疎ましく思うビラルは早くも衝突。不穏な空気のなか3人の逃避行が始まります――

紛争下において女性に対する暴力がはびこるなか、身の危険をすぐ背後に感じながら避難することとはどういうことなのか。

真実のドラマをご覧ください。


【登場人物】

アヤ(姉):心優しく妹思い。悲しい過去を背負いながらも、毅然とした態度で国境を目指す

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ファティマ(妹):敬虔なイスラム教徒。気が強く心配性。道中を共にすることになったビラルを警戒する

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ビラル:身元を隠したまま、ファティマたちとともに国境を目指すことに。自らの身の安全のために時に非道な行動に出ることも。

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反逆者、武装した盗賊...林に身を隠しながらの旅は困難の連続です。

果たして3人は無事にトルコまでたどり着くことが出来るのでしょうか。


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『ボーダー~戦火のシリアを逃れて~』
アレッシオ・クレモニーニ監督
イタリア / 2013 / 95分 / ドラマ

日本初上映

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