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【作品紹介】 『ぼくたちは見た-ガザ・サムニ家の子どもたち-』
©古居みずえ
2008年末、イスラエル軍によるガザ侵攻。一族が一度に29人を失うという非情な惨劇を経験したサムニ家の子どもたちの姿を追ったこのドキュメンタリーは、彼らがいかに愛する者たちの死を受け入れ、克服しようとするのかを静かに追う。
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2008年末から09年にかけてのイスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への進行は、1400人もの犠牲者を出しました。古居みずえ監督は、海外メディアに対しての厳しい規制が緩和されてすぐに現地入りし、現地の惨状を映します。サムニ家の子どもたちが困難を乗り越え懸命に生きる姿を映し、彼らの心境の変化を追うことで、イスラエル軍のガザ侵攻がそこに住む人々にとって何を意味するのを鮮明にとらえました。
「それは同じ地球上で起きていることであり、遠い昔の話ではなく、今、このときも苦しんでいる子どもたちの話です。」と監督は語ります。私たちも、この子どもたちの心の叫びに耳を傾けるべきではないでしょうか。『僕たちは見た-ガザ・サムニ家の子どもたち-』が、第7回UNHCR難民映画祭で上映予定です。
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『僕たちは見た-ガザ・サムニ家の子どもたち-』
監督:古居みずえ
日本 / 2011年 / 86分 / ドキュメンタリー
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